橋本明男は怪しい人物なのか評判を調査。橋本罫線とは何？

 

橋本明男（はしもと あきお）氏は、日本の投資顧問業界で長年活動してきた人物であり、独自のチャート分析手法「橋本罫線」の考案者として知られています。

 

しかし、その経歴や投資助言活動には賛否が分かれており、過去には所属する投資顧問会社が行政処分を受けたこともあります。

 

 

 

 

橋本明男は何者？経歴などのプロフィール

 

橋本明男（はしもと あきお）氏は、独自のチャート分析手法「橋本罫線」を考案したことで知られる、日本のベテラン投資顧問・チャーチストです。

 

2024年に亡くなりましたが、投資助言業界で40年以上にわたり活躍し、多くの投資家に影響を与えた人物です。

 

 

年代・時期	内容
1951年	北海道旭川市で5人兄弟の末っ子として生まれる
小学生時代	新聞配達をして家計を支え、サッカーにも打ち込む
大学卒業後	専修大学を卒業し、イトーヨーカ堂に入社
その後	母親の死をきっかけにイトーヨーカ堂を退社し、職を転々とする
1978年	投資顧問業者「共栄リサーチ」に入社し、チャート分析の腕を磨く
1984年	独立して「フューチャー出版」を設立
バブル期	フューチャー出版で業績を伸ばす
バブル崩壊後	投資情報サービスを継続
2012年	フューチャー出版を売却し、「株式会社CELL」を設立
その後	「ジャパンストックトレード」「ミリオンストック投資顧問」「株式会社NEO」などで最高顧問や最高投資助言者を歴任
晩年	「株株（カブカブ）」の最高顧問を務める

 

 

晩年は投資顧問サイト「株株（カブカブ）」の最高顧問を務め、後継者として稲垣明徳氏に「橋本罫線」の伝承を認めています。

 

 

 

 

橋本明男の投資手法「橋本罫線」とは

橋本罫線の具体的な内容

 

橋本罫線は、株価チャートの形状やパターンから相場の流れや転換点を予測することを目的としたテクニカル分析の一種です。

 

橋本明男氏が独自に開発したチャート分析手法で、相場の波動やサイクルを重視した売買判断を特徴としています。

 

 

 

 

橋本罫線は橋本明男氏自身が長年の投資顧問経験をもとに編み出したオリジナル手法であり、40年以上にわたる実務経験と実績を背景としています。

 

その理論的な基礎には「エリオット波動理論」や「グランビルの法則」といった伝統的なテクニカル分析の考え方が取り入れられているとされます。

 

 

橋本罫線とはエリオット波動を元にした？

 

橋本罫線は、エリオット波動やグランビルの法則などの理論を参考にしつつ、長年の実践から導かれた独自理論です。

 

『エリオット波動（えりおっとはどう）とは、ラルフ・ネルソン・エリオット（英語版）が提唱した、株式投資についてのテクニカル理論。』

（引用：ウィキペディア）

 

 

株価のサイクルは、上昇と下落を繰り返す波のような動き＝波動によって形成されています。

この波形のパターンから相場を読むのが波動理論であり、その代表的なものがエリオット波動です。

 

エリオット波動には基本の形があり、株価は連続した5つの波動により上昇し、それが終わると3つの波動によって下落するといった考え方があります。

 

 

（出典：株株公式サイト）

 

 

画像の通り、橋本罫線は株価の波形からチャート分析を行っていることがわかります。

エリオット波動との違いは、チャートを本来とは逆の右から左に見るということです。

 

また波動転換のタイミングも第5波ではなく、第4波で転換するというのが橋本罫線から読み取ることが出来ます。

 

 

 

橋本罫線の評価

 

橋本罫線は、橋本明男氏が執筆するコラムや投資顧問サービス（例：株式会社NEO、ミリオンストック投資顧問、株株など）で活用されてきました。

 

かつては一定の成果を上げたとされていますが、現代の相場環境においては「橋本罫線だけでは通用しない」とする批判や、勝率の低さを指摘する声もあります。

 

またエリオット波動は、日経平均やNYダウといった株価指数との相性が良いですが、逆に個別株と相性は良くない場合があります。

 

 

 

ちなみに現在は橋本明男氏自身が現役のアナリストを退いているため、橋本罫線を正式に受け継いだとされる人物が分析や助言を行っています。

 

 

橋本明男に怪しい評判はあるのか

 

そんな橋本明男氏についての評判を調べてみたところ、橋本明男氏が以前所属していた投資顧問会社が行政処分を受けた経歴があり、それについての助言内容や実績に対して賛否両論の評価があるようでした。

 

 

橋本明男の悪い評判

 

 

 

評判をまとめると、悪い評判は主に「運営会社の行政処分歴やサポート面の問題も不信感の要因」、良い評判は主に「一方で、無料銘柄で利益を得た例や、一定の評価をする声もわずかにある」というのが実際の口コミから見える評価です。

 

 

 

 

 

この処分を受けて、同社は速やかに社内体制の見直しをしており、具体的には、顧客への説明責任をより明確にし、内部管理体制の強化や従業員教育の徹底など、再発防止に向けたさまざまな取り組みを実施しています。

 

行政当局からの指摘を真摯に受け止め、より透明性の高いサービス提供を目指していることから、今後も安心して利用できる環境づくりに努めている点が特徴です。

 

 

晩年は「株株（カブカブ）」の最高顧問を務め、後継者として稲垣明徳氏に「橋本罫線」の伝承を認めています。

 

 

 

また、橋本明男氏が以前所属していた投資顧問「株株」も、悪い評判も少なくはないため、信頼性の高いサイトであるとは言い難い現状にあります。