目次
商品の詰め合わせや割引きチケット、食事券や買い物券。
さまざまな企業の特色溢れる株主優待は、株式投資を行う上で楽しみの一つですよね。
最近では株主優待を目当てに株式投資をはじめる人も多いようです。
そこで当ページでは、おすすめの株主優待や株主優待のもらい方などについてご紹介していきます。
株主優待とは?
株主優待とは、株をたくさん所有している株主に対して、企業が感謝の気持ちとしてモノやサービス券などを贈ることです。
株主優待の種類には、自社商品の詰め合わせや割引きチケット、食事券、お米、クオカードや商品券などの金券などがあり、企業によってその内容は異なってきます。
ちなみに株主優待はあくまで企業の感謝の気持ちなので、全ての企業が必ずしも優待を贈っているというわけではありません。ですので、業績悪化などの理由で優待内容が変更されたり、突然優待が廃止されることもあります。
また、株主優待を受け取るのに、「1年以上株主の場合のみ、株主優待を贈ります」というように条件が明記されている企業もあったりします。
株主優待のもらい方は?
株主優待は、大まかに言うと以下の4ステップで受け取ることができます。
- 株を買うための口座を作る
- 株を買って株主になる
- 株主優待がもらえる権利確定日まで株を保有する
- 株主優待が届くのを待つ
①株を買うための口座を作る
まずは株をスタートするために、ネット証券の口座を開設しましょう。
証券会社は数多くありますが、証券会社を選ぶポイントとしては、手数料や取扱商品などを基準として選ぶと良いでしょう。
特に手数料は、購入のたびに発生するものなので、取引回数が多くなるにつれて重要となってきます。
取扱商品も会社によって異なるので、欲しい株主優待から証券会社を選ぶのも大いにアリです。
口座の開設方法は、証券会社のサイトから資料を請求して、届いたら必要事項を記入し返送すればOKです。
返送の際には、マイナンバーを確認するための書類、免許証や保険証などの本人確認書類コピーの添付が必要なので用意しておきましょう。
また郵送以外にも、サイト上にマイナンバーや本人確認書類の画像をアップロードすれば開設できるパターンもあります。
②株を買って株主になる
口座の開設が完了したら、さっそく株を購入して株主になりましょう。
ただし株主優待を貰うためには、優待を受け取るための最低投資金額に達している必要があるので注意しましょう。
株主優待をもらうための最低投資金額は企業によって異なり、5万円以上や10万円以上、中には100万円以上の株を保有していないと貰うことができない場合もあるので、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
③株主優待がもらえる権利確定日まで株を保有する
株式銘柄にはそれぞれ権利確定日というものが存在します。
株主優待を貰うには、この権利確定日の数日前にある「権利付き最終売買日」に株を保有をしている必要があります。
そのため株主優待を受けるためには、権利確定日を確認し、数ヶ月前などから余裕をもって株を購入することをおすすめします。
また、「権利付き最終売買日」の翌日を「権利落ち日」と呼び、この日以降は株を売ってしまっても優待をもらう権利は発生します。
ちなみに権利確定日の近くは、株主優待を狙って権利確定日の前に株を購入する人が増えるので、値動きが激しくなる傾向にあるので注意しましょう。
④株主優待が届くのを待つ
これらの手順が完了したら、あとは株主優待が届くのを待つだけです。
株主優待はすぐに届くわけではなく、実際に手元に届くのはだいたい2〜3ヶ月後になります。
優待銘柄をお得にゲットする方法
ここまでは通常の株主優待を貰う方法をお伝えしましたが、ここからは少し難しいですが、もっとお得に株主優待をゲットできる「クロス取引」という方法についてもご紹介します。
クロス取引というのは、買い注文と信用取引の売り注文をセットで成行注文することをいいます。
※信用取引:証券会社に現金や株式を担保として預けるかわりに、売買に必要な現金や株式を借りて行う取引のこと。
権利付最終日にクロス取引をすると、買い注文で優待銘柄を現物で保有するので株主権利を得ることができます。
そして、信用取引の売り注文では、権利付最終日の株価での取引となり、権利落ち日以降に現物で決済することになります。
そのため、権利落ち日以降に優待目当てだった人が売って起きるであろう株価の下落に対してリスクヘッジができるということです。
要は、注文の手数料のみで株主優待がもらえるというイメージですね。
このクロス取引をするためには、信用取引で空売りができる貸借銘柄に指定されている必要があります。
一般信用取引で売り建て可能なものであることを確認すること、信用取引の売り方が負担するコストである逆日歩に注意しましょう。
すでに優待銘柄を持っており権利確定後に売りたい場合は、信用取引の売り注文を利用した「つなぎ売り」を行うことで、権利落ち日以降の下落リスクに備えることができます。
また長い目でみるなら、権利落ち日以降に株価が下落したタイミングで株を買っておくのもおすすめです。
ただそうなると株主優待をもらえるタイミングは遅れてしまうことと、株価の変動は優待だけが要因ではないので、期待通りの値動きにならないこともあるので注意は必要です。
おすすめの優待銘柄7選
とは言っても株主優待を実施している企業は山ほどあります。
お得な株主優待は欲しいけど一体どんな銘柄を選べば良いのか、探すのも一苦労ですよね。
そこでそんな方たちのために、筆者がおすすめの株主優待銘柄を7選ピックアップしてみました。
どの優待銘柄にしようか迷ってしまうという人は、ぜひ参考にしてください。
日本マクドナルド
日本マクドナルドでは、マクドナルドの店舗で使える食事券が年に2回もらえます。
こちらはバーガー類・サイドメニュー・飲み物の3種類と引き換えできる券が6枚になります。
6回分の食事が無料になると考えるとかなりお得ですよね。
すかいらーく
ガストやバーミヤンなどのファミレスを経営しているすかいらーくでは、3,000円相当の食事券を年に2回もらうことができます。
使えるお店も多いので人気の株主優待です。
ゼンショーホールディングス
「すき家」や「なか卯」などの飲食店を展開しているゼンショーホールディングスでは、1,000円相当の食事券を年に2回もらうことができます。
利用可能な店舗は、
- すき家
- なか卯
- ココス
- ビッグボーイ
- はま寿司
- 牛庵
などになります。
ビックカメラ
ビックカメラの株主優待では、2月に2,000円相当、8月に1,000円相当の商品券を受け取ることができます。
また、1年以上継続して株を保有すると1,000円相当、2年以上で2,000円相当の商品券が追加されます。
こちらはビックカメラ以外にも、ソフマップ・コジマでも利用可能となっています。
ヤマダ電機
ヤマダ電機の株主優待では、年に2回、3月に1,000円相当、9月に2,000円相当の商品券を受け取ることができます。
1年以上の継続保有で、3月に1,500円相当、9月に500円相当の商品券が追加となり、さらに2年以上では、3月に2,000円相当の商品券が追加となります。
またヤマダ電機は、株主優待をもらうための最低投資金が少ないのも魅力です。
イオン
大型ショッピングセンターイオンの株主優待では、3%のキャッシュバックされるオーナーズカードをもらうことができます。
こちらは保有株数でキャッシュバックの割合が変わり、
- 100株以上 3%
- 500株以上 4%
- 1000株以上 5%
- 3000株以上 7%
となります。
イオン以外にも同グループには「マックスバリュ」や「ダイエー」などがあるので、良く買い物をするなら使い勝手のいい優待です。
小林製薬
小林製薬の株主優待は、自社製品の詰め合わせセット5,000円相当と通信販売製品の10%割引を年に2回もらうことができます。
自社製品の詰め合わせセットはいくつかのコースから好きなセットを選ぶことができ、製品は「熱さまシート」や「消臭元」など幅広く用意されています。
株主優待をお得に使って上手に生活しよう
ここまで株主優待のもらい方とおすすめの優待銘柄についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
うまく株主優待を活用すれば、日々の生活をお得に送ることができます。
ぜひ今回の記事を参考に、自分好みの欲しい優待を探してみてください。
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