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FXを主とした投資事業会社であるエクシア合同会社(EXIA)。
「月に3%」と高額の利回りを謳い、全国の投資家から1,000億円近い資金を集めていたエクシア合同会社ですが、2022年4月に1万人を超える出資者に対し、返金や配当ができない状況であることを正式に発表しました。
この発表を機に、全国で次々と訴訟が起こりはじめ、2024年10月にはついに破産手続き開始となったようです。
なぜこのような大規模な詐欺事件が起こったのでしょうか。
また出資者から集められた資金は戻ってくるのでしょうか。
当ページでは、大金を出資させた合同会社エクシアの詐欺手口や、行政処分の内容、現在の裁判状況などについて解説していきます。
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エクシア合同会社とはなんの会社?
エクシア合同会社は、日本で暗号資産交換業を行っている会社です。
簡単に言えば、資産運用を行う投資会社ということですね。
こちらがエクシア合同会社の会社概要です。
会社名 | エクシア合同会社 |
所在地 | 〒106-6215 東京都港区六本木3-2-1六本木グランドタワー15F |
代表者 | 菊地 翔(かけるん) |
電話番号 | 03-5572-6000 (お客様相談室) |
メール | 不明 |
事業内容 | 貸金業 東京都知事(1)第31796号 |
資格 | 日本貸金業協会会員 第006133号 |
加入信用機関 | 日本信用情報機構(JICC) シー・アイ・シー(CIC) |
子会社を通じて資産や株式の売り買いして利益を上げるというのが、エクシア合同会社のビジネスモデルなようです。
エクシア合同会社は、高利回りの配当を謳った投資への勧誘を行っていました。
合同会社の社員権を購入する事で出資し、社員権の持ち分に応じて配当を受けるという仕組みだったようです。
エクシア合同会社は利回りが高く、2016年には年97.4%というかなりとんでもない数字を叩き出しています。
要は、1年で資金がほぼ倍になる投資ということで、多くの人が社員権を購入し出資していました。
集めた資金は、上記関連会社に出資されたり、融資したりすることで運用され、高利回りの配当を実現しているとされていました。
ですが後に、事件が発生します。
エクシア合同会社の出金詐欺の全貌
そんな社員権に対する出資を募り投資勧誘を行っていたエクシア合同会社ですが、実際はポンジスキームという投資詐欺だったのでは?と疑われています。
ポンジスキームとは、集めたお金を運用せずに出資金から配当金をまかなう、投資詐欺の手法の1つです。
エクシア合同会社が行っていたポンジスキームとは
ポンジスキームとは簡単に言うと、新しい出資者から集めた資金を、前の出資者に配当として渡すシステムのことです。
実際には資金運用を行わずに、新しく集めたお金を古い投資家に渡すことで、運用が上手く行ってるように見せかける詐欺の一種なのです。
ポンジスキームは異常に高い利回りを提示するのが特徴となっており、「月利○%」のような信じられないほどのパフォーマンスを謳っていることが多いです。
実際の投資信託の利回りが通常年5%程度となるので、それを大幅に上回る利回りが提示されるのは怪しいサインとも言えます。
ポンジスキームは言ってしまえば自転車操業なので、出資者を無限に集め続けなければならず、必ずいつかは破綻します。
おまけに、出資されたお金がまるで自分のものかのように錯覚してしまうことから、破綻した時には金庫が空になっているケースも少なくありません。
エクシア合同会社がポンジスキームでお金を集めていたかは、完全に証明されたわけではありません。
ただ、エクシア合同会社の副社長だった人物が、このように告発を行っています。
菊地と初めて会った日のメールが出てきました。
エグゼクティブディビジョン、エグゼクティブディーラー兼プレジデントCEO。昔から横文字が好きな男でした。
この後しばらくすると私は追放されエクシアは完全なるポンジへと舵を取ります。
菊地のポンジ物語が始まります。 pic.twitter.com/K6txzyBotj— エクシアジャパン合同会社元副社長伊藤大輔 (@exia_daisuke) December 28, 2022
2024年10月時点、あくまでエクシア合同会社のポンジスキームはまだ”疑惑”の段階ではありますが、かなり黒に近いグレーなのは確実でしょう。
エクシア合同会社で出金できない事件が発生
そんなエクシア合同会社の出資者は約12,000人、総出資金は723億円にものぼっておりエクシアは運用利益の半分を徴収して、残りを配当として出資者に振り分けていたとされていました。
解約方法はメールで申請するだけでOKで、配当は翌月、解約の場合は翌々月に償還されるはずでしたが、その現実は全く異なるものでした。
実際には多くの人が解約申請したものの全く音沙汰がなく、入金もされず、出金すらもできないという状態が続いていたことが問題となったのです。
美味しい言葉で釣っておきながら、実際は出金できないとは、なかなか悪質ですね…。
こうした経緯により解約も出金もできなくなった人が続出し、裁判が40件以上も起きる事態となっています。
エクシア合同会社の訴訟事件
エクシア合同会社の損害賠償訴訟の概要
現在エクシア合同会社に対しては、複数の損賠賠償訴訟が行われています。
ことの発端は、2022年の4月、エクシア合同会社による「今月の評価額返還上限額到達のお知らせ」にて、出資者に対し、返金、配当が出来ないという発表であり、これが引き金になって訴訟が始まりました。
エクシア合同会社の裁判の概要をざっとまとめるとこのような感じです。
- 訴訟問題の発生:
2022年12月2日のエクシア公式サイトの発表によれば、虚偽の事実をもとにした訴訟や代謝払い戻し請求訴訟、銀行口座への仮差し押さえ命令が行われている。
- 風評被害とその影響
これらの訴訟問題が風評被害を生んで、六本木にある本社オフィスの契約更新が拒絶され、投融資先候補からも敬遠されている。
- ポンジスキームの疑い
不特定多数の出資者から資金を集めて社員権販売を行う行為が、ポンジスキームという詐欺行為にあたる可能性がある。
エクシア合同会社は、出資者からの資金をもとにグループ会社や法人向けに貸し付けを行っていました。
口コミなどにより着実に出資者を増やし、2021年6月1日までの累計出資者数は9345人となり、集めた資金の合計額は507億円にものぼっていました。
しかし、後に出資者が出金できなくなる事態が発生。
インターネット上でも話題となるなか、対外信用が失墜し、事業継続が困難となっていきました。
その後も、多数の訴訟を起こされる中、2024年7月1日に債権者より東京地裁へ破産を申し立てられ、現在に至るというのがおおまかな流れです。
エクシア合同会社の裁判
また、2022年夏には、「エクシア被害弁護団」と称する、法律事務所内の弁護士を中心に結成したエクシア合同会社の被害救済を目的とした弁護団が結成されました。
この弁護団では、都度希望者を募って、複数名の集団訴訟を請け負っているようです。
公式サイトでは、2022年9月2日に第1次提訴(原告32名・被告エクシア合同会社)、2022年10月5日に第2次提訴(原告22名・被告エクシア合同会社)が報告されています。
刑事告発を求める署名運動なども為されており、かなり泥沼化している様子です。
また、2023年2月17日には、エクシアに出資した259人が、同社と役員3人に対して、なんと総額約32億4,600万円もの損害賠償を求める訴訟を起こしたそう。
このような評価額の払戻し請求を起こした結果、2023年5月に無事勝訴となりました。
SNSによると、他にも勝訴した事例が多くある様子です。
本日中目黒エクシア裁判判決2件ありました。
第70訴訟
持分払戻請求事件
被告 エクシア合同会社
エクシアは裁判欠席で何の書面も出さないので負け。600万円支払え。仮執行つき♪— ぷにょ豆 (@punyo_mame) November 1, 2023
とはいえ今回の破産による被害者は9,000人、出資総額は850億円とも言われており、現在も多くの裁判が継続中という状況です。
エクシア合同会社が破産
そんな合同会社エクシアですが、2024年10月18日、ついに東京地裁により破産開始決定を受けました。
どうやら現在は、破産管財人(小田切豪弁護士)による破産手続きが行われている途中とのこと。
エクシア合同会社は多額の出資金を集めたものの、2022年3月頃から返還が滞っていました。
負債は現在調査中とのことですが、約9,000名に対して約850億円の出資を受けていたとのこと。
2022年4月以降、エクシア合同会社に対する「損害賠償請求」や「出資金返還」などの民事訴訟が立て続けに提起されていましたが、これ以上の事業継続は困難と判断され、とうとう破産措置に至ったようです。
エクシア合同会社の子会社の行政処分
また、エクシア合同会社の子会社である、エクシア・デジタル・アセット株式会社は、2022年11月30日、関東財務局によって、業務停止命令、および業務改善命令を受けています。
(1)業務停止命令(法第63条の17第1項)
令和4年12月1日から令和4年12月31日までの間(ただし、当社において法第63条の5第1項第4号に規定する「暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制」を維持するための具体的な態勢の整備が図られ、その状況が当局において確認される場合には、それまでの間)、暗号資産交換業に関する業務(預かり資産の管理及び利用者の決済取引等当局が個別に認めたものを除く)及び当該業務に関し新たに利用者から財産を受け入れる業務を停止すること。
エクシア・デジタル・アセットは暗号資産交換業者であり、「c0ban(コバン)」という取引所を活用したサービスを展開する企業です。
しかし資金不足や運営体制に問題があることなどを理由に、2022年12月31日までの間、関東財務局から業務を停止するよう命じられました。
また、その後期限までに暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制を整備できる見通しを立てられていなかったことから、業務停止期間が2023年1月31日まで延長となったようです。
そんなエクシア・デジタル・アセットは、2022年12月29日、エクシア合同会社から独立し、「エクシア・デジタル・アセット株式会社」という会社名から「Coin Master(コインマスター)株式会社」という会社名に名称を変更しました。
業務停止期間が明けた翌年2月1日より、暗号資産取引所「c0ban(コバン)取引所」を再開し、Coin Master(コインマスター)株式会社として業務を行っています。
エクシア合同会社の菊池翔ことかけるんとは
そんなエクシア合同会社の代表者は、かけるんこと菊池翔という人物です。
こちらが菊池翔氏のプロフィールになります。
- 氏名: 菊池翔(きくち かける)
- 本名:菊池頼平
- 生年月日: 1977年
- 年齢: 1977年(2024年時点46歳)
- 出身地: 北海道
- 学歴: 東京モード学園卒業
菊地翔氏は6年半の間にFX取引を独学で学び、“天才的なトレーダー”として才能を開花させたという伝説の持ち主です。
2008年にはFX専業トレーダーとなり、翌年に利益率2500%トラックレコードを達成(自称)、ファンド法人のアドバイザーなどを経て2015年にエクシアを設立しました。
そんなエクシア合同会社の経営者である菊池翔氏ですが、裁判を起こされているにも関わらず、法廷には出廷せずに、たびたびキャバクラで豪遊している様子が話題に上がります。
菊池翔氏のInstagramでは裁判の情報も公開されており、出資者からの払戻請求裁判が起こされていることも明らかになっています。
エクシア合同会社の菊池翔は逮捕されないのか
そんな一連の騒動がありますが、菊池翔氏やエクシア合同会社の関係者はいまだに逮捕されていません。
菊池翔氏や関係者が逮捕されない理由として考えられるのは、社員権購入の募集を行っていたのが、内閣府令改正が施行された2022年10月以前であったからという可能性があります。
ポンジスキームが詐欺とされる法改定がされたのは、2022年の10月。
一連の騒動は、法令の改正前に行われた犯罪であるために裁くことができないのか、もしくはエクシア合同会社のスキームが詐欺的なものと証明されていないからといった可能性が考えられます。
現時点では菊池翔氏および関係者は逮捕されていませんが、今後エクシア合同会社が破産管財人の手に渡ったことで真相が解明され、菊地翔氏らが逮捕される可能性も十分に考えられます。
エクシア合同会社の菊池翔と芸能人との関係性
エクシア合同会社とひろゆき
著名人や芸能人の中には、以前からエクシア合同会社に対して怪しいのではないかと?訝しんでいた人がいます。
例えば、元2ちゃんねる管理人であるひろゆき氏は、2021年10月29日の生放送内で以下のように語っていました。
本当にFXが当てられる理論なりアルゴリズムなりがあるとすれば、世界中から投資が集まって一般市民から出資を集める必要はありません。
絶対に勝てる投資のスキームががあるんだったらすぐにお金集まるし、そもそも自分だけでお金倍々に増えるじゃないですか。
全くの正論ですね。
ひろゆき氏はこのように、エクシア合同会社のスキーム怪しいと当初から疑問を抱いていたようです。
菊池翔とキャバ嬢ひめか
エクシア合同会社に対する責任追及が激しくなる中、菊地翔氏のお気に入りキャバ嬢である”ひめか”氏に対しても批判が集まっています。
ひめか氏は大阪北新地No.1キャバ嬢と言われており、「令和No.1キャバ嬢」とまで称されている人物です。
18歳の頃からキャバクラで働き始め、3ヶ月で店のNo.1に登り詰めた伝説を持っており、メディアにも多数出演しています。
菊池翔氏はそんなひめか氏の太客であり、一晩で数千万円を使い果たすなどしてかなり派手に遊んでいました。
その様子がSNSで配信されていたために、エクシア合同会社の出金停止騒動後、ひめか氏に対しても批判が集中。
一見ひめか氏はとばっちりのようにも思えますが、一方ではこのように、ひめか氏が菊地翔氏のお金の出所を知った上で、気づかないふりをして金を出させたという噂もあります。
キャバ嬢ひめかちゃんが裏でかけるんのことを「詐欺るん」と呼び、「アイツは詐欺師だからもうすぐ逮捕されるから大丈夫」だと客に言っていた。もしそれが事実だとすると、エクシア合同会社CEOかけるんが詐欺師であることを認識していながら、金品を贈与させたり、現金を振り込ませていたことになる。 pic.twitter.com/1s4elg6lAS
— あっちゃん (@8nyn10) September 18, 2024
この噂が本当であれば、ひめか氏もいわばエクシア合同会社の共犯ということになります。
ちなみにひめか氏はこの件について、SNSにて事の経緯を説明し、文春オンラインのインタビューにも答えています。
ひめか氏いわく、キャバ嬢という仕事上、菊地氏の評判が悪いからといってシャンパンを断ることはできなかったとのことで、SNSに自慢するような投稿をしたことは反省しているらしいです。
このひめか氏の言葉が真実かは定かではありませんが、ひめか氏が菊地翔氏と共謀していた確たる証拠が出てこない限りは、これ以上の責任追及は難しいでしょう。
エクシア合同会社の訴訟について最新情報
そんなエクシア合同会社に対する民事訴訟件数は、2024年10月現在で72件(中目黒49/霞ヶ関23)となっています。
1万人以上も被害者がいると言われているので、おそらく今後も訴訟件数は増えていくでしょう。
エクシア合同会社および、その幹部らに対しての訴訟は、複数の団体がそれぞれで行っているため、正確な訴訟日、判決、賠償請求総額などをすべて把握することはなかなか難しいところです。
しかし、その件数などはかなり大規模であることは確かで、今も被害に遭って苦しんでいる人は多数いるというのが事実です。
エクシア合同会社の今後に要注目
このように、今現在もエクシア合同会社の訴訟は進んでいるという状況です。
こうした怪しいポンジスキームなどに騙されないためにも、徹底した情報収集とリスク管理は絶対に欠かせません。
特にポンジスキームみたいな怪しい投資先には、迂闊に手を出すべきではありません。
怪しいコンテンツと優良なコンテンツを、しっかり見極めることが大切ということですね。
こうしたポンジスキームは、正直言って怪しい案件が大半です。
しっかりと信頼性の高いコンテンツで安全に稼いでいきたいという人は、こういったポンジスキームの案件などではなく、比較的労力も少なくお金の知識があまりない人でも手軽に稼げる”投資顧問”を利用することを強くおススメします。
投資顧問とは、株式投資のプロが儲かる株を教えてくれたり、何かと株についての助言や手助けをしてくれる、いわばアドバイザーのようなものです。
株式投資の知識がほとんどない方でも、プロのアドバイザーの言う通りに銘柄を売買するだけで良いので、特に投資未経験者や初心者には重宝するサービスです。
実際に最近、『全く株の知識がなくても、投資顧問を使ったら毎月稼げるようになった』という評判もよく聞くので、手軽に稼ぎたい人にはまさにこの投資顧問はうってつけだと思います。
怪しい胡散臭いコンテンツなどが多い中、すでにそういったものから逃げてきている人や、密かに投資顧問の存在を知り、早々に始めている人たちがこっそり成功しているような印象です。
口コミ評価も高く、短期間で利益の出た実績多数の実力派サイトということが分かっているので、信頼性の高いコンテンツで安全に効率よく稼いでいきたいという方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
エクシア合同会社の会社概要
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エクシア合同会社の口コミ・評判
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