【要注意】AI Refereeは詐欺？被害者続出の投資詐欺広告が悪質すぎた

 

AI Referee(エーアイレフェリー)という投資ツールを知っていますか？

 

AIを利用した株式投資専門の最新銘柄抽出ツールと謳っていますが、調べたところ何だか怪しい商材の香りがする上に、AI Refereeの名を騙った怪しい詐欺グループまでもが存在することが明らかになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AI Refereeは口コミも実績もなく怪しい

 

AI Referee（エーアイレフェリー）とは、AIを利用した株式投資専門の銘柄抽出ツールです。

 

自動で銘柄選出をしてくれるとのことで一見便利そうですが、果たして実際にこのAIツールを使って成果が出るのか気になるところです。

 

 

結論から言うとこのAI Refereeという商材、ぶっちゃけ怪しいと思います。

 

なぜなら、利用者の「稼げた」「儲かった」というような良い口コミが一切見当たらない上に、実際に稼げたというような実績やエビデンスが全く存在しないからです。

 

 

 

なかなか怪しいグレーな商材の香りがするので、安易に利用するのは一旦ストップしておいた方がよさそうです。

 

 

 

AI Refereeの運営会社が怪しい

 

何だか怪しい香りがするAI Referee。

そんなAI Refereeの販売会社とは一体どんな会社なのか、怪しい悪徳会社ではないのかについて調べてみました。

 

 

 

 

 

販売元・会社名	株式会社ジャッジ
代表取締役社長	小神野 遥 （オガミノ ハルカ）
所在地	〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町27-9　オフィスヴェラ日本橋箱崎1F
代表番号	03-6273-7102
E-mail	info@ai-referee.com

 

 

 

AI Refereeの運営会社は、”株式会社ジャッジ”というところです。

この株式会社ジャッジについて調べてみたところ、以前は”株式会社ブライトエース”という名前であることがわかりました。

 

 

 

 

 

株式会社ブライトエースといえば、悪徳商材で有名な”循環物色アナライザー”という商材の販売会社であり、令和4年6月に無登録で金融商品取引業等を行う者として関東財務局から指摘されている悪質な会社です。

 

財務局から指摘を受けたので、会社名をリニューアルでもしたのでしょうか。

 

 

 

循環物色アナライザーが財務局から指摘を受けたため、名前を変えて今度はAI Refereeで同様の悪徳行為を働こうとしているという可能性も否定はできません。

 

何にせよ警戒しておいて損はなさそうですね。

 

 

 

※AI Refereeについて詳しくはこちらの記事でも検証しています。

 

 

 

AI Refereeの名を騙る詐欺グループに注意

 

そんなAI Refereeですが、もう一つ由々しき問題が。

 

公式のAI Refereeとは別に、AI Refereeの名を不正利用してビジネスを行っている詐欺グループが存在していることが明らかになりました。

 

 

どういうことか簡単に言うと、AI Refereeでも何でもない人たちが勝手にAI Refereeを名乗り、AI Refereeの名を借りて、自分たちの怪しげな商材へと誘導しているのです。

 

 

 

 

 

順を追って説明していきます。

 

 

Twitter（現：X）で怪しいアカウントが量産されている

 

最近、投資界隈に謎の詐欺グループが現れ話題になっています。

 

こちらは、Twitter（現：X）で経済アナリストの馬渕磨理子氏について検索した結果です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ投稿がものすごく大量に並んでいますが、これらは全て、馬渕磨理子氏とは何の関係もない詐欺グループ一味によるでたらめな投稿です。

 

馬渕磨理子氏の画像も不正利用されていますし、投稿内容も馬渕磨理子氏とは何の関係もない嘘の内容です。

 

 

 

 

つまり、詐欺グループが勝手に馬渕磨理子氏の名前や画像を不正利用して、ありもしない事実をでっち上げているのです。

 

なぜこんなことをしているかと言うと、その目的は自分たちの商材へと誘導するためです。

 

 

上記の詐欺グループのTwitter（現：X）プロフィールに飛ぶと、プロフィール欄にこのようなリンクが貼ってあります。

 

 

 

 

 

このリンクが、自分たちの商材ページへのリンクというわけです。

要は、有名人の名前で検索に引っかかるようにして、自分たちの商材へと誘導しているんですね。

 

 

 

 

 

 

怪しいLINEに飛ばされる

 

詐欺グループのプロフィール欄に貼られている謎のURL。

気になったので、試しにクリックしてみました。

 

一体どんなページに飛ばされるかワクワクしながらクリックしてみると、このようなページに飛びました。

 

 

 

 

 

謎のページに飛ばされた上に、よく見たら日本語もオカシイです。

何だか既に怪しい予感がしますが、ひとまず上記のリンクに飛んでみることとします。

 

 

まず1つ目の『7年の投資経験～』の方のボタンをクリックすると、このようなLINEの友達追加ページに飛びました。

 

 

 

 

 

『個人投資家小さなワックス』。一体何者でしょうか。

公式ページを挟むわけでもなく何の説明もなくいきなりLINEアカウントに飛ばされましたが、一体これがどんなLINEアカウントなのかまるで不明です。

 

 

ちなみにその下のステータスメッセージがこちら。

 

 

 

 

スニーカーゲームとは何でしょうか。

全体的に怪しすぎますね。

 

おそらく外国人が翻訳だかAIだかを使用して文章を作成したのでしょう。

 

 

続いて二つ目の、『旧SBI証券は～』の方のボタンをクリックしてみました。

 

 

 

 

 

誰だか存じ上げませんが、個人投資家の川島さんという方のLINEアカウントに飛ばされました。

 

こちらも同じくいきなり何の説明もなくLINEに飛ばされ、一体何をしているどんな方の何を目的としたLINEなのかが全く分かりません。

 

 

 

 

 

偽のAI Refereeページに飛ばされる

 

そしてもう一つ。

別日に上記のリンクページを確認してみたところ、なぜかリンク先が変わっており、上記のLINEではなく別のページに飛ばされてしまいました。

 

 

そのページとは、AI Refereeの公式サイトを装った、偽のAI Refereeページです。

 

まさかこの一連の詐欺グループはAI Refereeと繋がっていたのかと思いましたが、どうやらそういうわけではないようで、ただ詐欺グループたちが勝手にAI Refereeの名を騙って自分たちの商材を宣伝していただけのようです。

 

 

飛ばされた先のページがこちら。

 

 

 

 

 

一見普通のAI Refereeの公式ページに見えますよね。

 

試しに本物のAI Refereeのページと比較してみるとこんな感じです。

 

 

 

 

 

左が偽物で右が本物です。

こうして見るとソックリによく作られてますよね。

 

 

 

 

 

ですがよくよく見ると、何かとおかしな点があることがわかります。

 

 

まず、ページのURL。

本物の公式ページのドメインは、『ai-referee.com』となっていますが、偽物ページの方は『front.aibtcopen.com』というURLになっています。

 

だいたいドメインというのはサイト名から構成されることが多いので、サービス名と何の関係もないURLである時点でちょっと違和感です。

 

 

 

そして2つ目は、ページ中ほどにあるLINE友達追加のバナーです。

よく見たらわかりますが、ここのLINEバナーだけなぜか画質がガビガビです。

 

 

 

 

ちなみにこのLINEバナーをクリックしてみると、こんなLINEアカウントに飛びました。

 

 

 

 

 

 

胡散臭すぎますね。

 

要は、AI Refereeの偽サイトを勝手に作って、自分たちの商材へと誘導しているということです。

 

大胆というか怖いもの知らずというか…

ここまで堂々と他者になりすまして我が物顔で金稼ぎができるその根性は清々しさすらあります。

 

 

 

 

 

 

AI Refereeだけじゃない！有名人を騙る詐欺広告が急増中

 

そんな可哀想なAI Refereeですが、こうした詐欺被害に遭っているのは、実はAI Refereeだけではありません。

 

同じような手口で、有名な投資家や芸能人までもが詐欺グループらの餌食となっているのです。

 

 

最近、ホリエモンこと堀江貴文氏や、元ZOZOの前澤友作氏をはじめとする著名人の名前を騙り、画像や動画などを不正利用して投資詐欺サイトに誘導する悪質な広告が、InstagramやFacebookなどで急増しています。

 

 

 

 

 

例えばこちら。

 

 

 

 

 

こちらは元ライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文氏を装った、Instagramでの詐欺広告です。

堀江貴文氏が急騰する銘柄を推奨しているといった内容でLINEに誘導していますが、これは全くの嘘っぱちです。

 

こちらは堀江貴文氏のLINEでも何でもありません。

第三者が勝手に堀江貴文氏の名前を不正利用して、嘘の広告を出しているのです。

 

 

 

 

 

試しに詐欺広告をクリックしてみると、こちらのページに飛びました。

 

 

 

 

 

与沢翼氏と三崎優太氏と三人でお酒を交わすスリーショットが不正利用されています。

よく見ると下の緑のバナーも謎に同じものが二つ並んでいて何だか奇妙ですね。日本語も何だか変です。

 

 

そして極めつけはこちら。

 

 

 

 

『与堀江氏』って、誰のことでしょう？？？

 

堀江貴文氏と与沢翼氏の名前がごっちゃになってますね。酷い有様です。

『秒速で一億円稼ぐ男』というキャッチコピーも、これは堀江貴文氏ではなく、与沢翼氏のキャッチコピーです。

 

 

日本語がおかしなところもたくさんありますし、これらはおそらくAIで自動生成しているページであると思われます。

 

 

 

 

ちなみに名前が不正利用されている投資家・芸能人などは、現在確認できるだけでもこんなにたくさんいます。

 

 

 

 

大胆すぎますね…。

 

これらの詐欺広告に騙されて資金を騙し取られるという詐欺被害が急増しており、中には何千万円という高額の詐欺被害に遭ってしまった方もいるみたいです。

 

 

ちなみに堀江貴文氏本人もこの詐欺広告については認知していて、何度も広告会社にクレームを入れているらしいですが、結局詐欺グループとのイタチごっこのような感じになってしまっており、未だ解決には至っていないそうです。（※2024年1月現在）

 

 

 

LINEの公式も詐欺の注意喚起をしている

 

こうしたLINEを利用した投資詐欺は最近至る所で横行しており、LINEの公式ガイドラインでもこのように注意喚起がされています。

 

 

 

怪しいと思った1:1トーク・グループトーク・オープンチャットでは、発言をせず、可能な限りすぐに通報してください。

（引用：LINEみんなの使い方ガイド）

 

 

公式からもこのように注意がありますが、少しでも怪しいと思ったら返信はせずに即通報かブロックするなどして身を守ることが大切です。

 

 

 

AI Refereeの投資詐欺広告に騙されないで

 

検証の結果、AI Refereeは怪しい商材であることはほぼ間違いなさそうです。

ですが同時に、詐欺グループに勝手に名前を不正利用されている被害者であるとも言えますね。

 

AI Refereeに限らず何か投資ツールなどを利用する際には、怪しい広告や公式サイトの文言だけを鵜呑みにするのではなく、しっかりと口コミや周辺情報などを入念に調べて検討することをおススメします。